
考え方にひと工夫!簡単で効率的な正しいダイエットとは?
「デスクワークに集中していると、内側に肩が入りがち…。」「移動中はつい、前かがみになってスマートフォンを操作してしまう。」そんな自覚がある方は多いことでしょう。電車の中で、窓に映った自分の姿勢の悪さに驚いてしまうこともあるのではないでしょうか。
猫背は肩こりの原因になるだけでなく、周りに老けた印象を与えてしまいます。しかし、正しい姿勢をとり続けることは簡単ではなく、すぐに効く方法もありません。結局、ふだんの正しい姿勢の意識づけとストレッチがケアの近道になります。継続的に行うことで猫背改善が望めるストレッチをご紹介しますので、背筋が伸びた自分を思い浮かべながら、チャレンジしてみてください。
そもそも猫背とは、背骨の上部分である「胸椎」が後ろに曲がった姿勢のことです。体への負担が少ない理想的な姿勢は、立ったときにくるぶし、股関節、肩、耳の穴が体側から見て一直線上にある状態だと考えられています。一方、かかと、お尻、肩甲骨、後頭部を壁につけてみると顎が上がってしまう、もしくは、後頭部が壁につかない場合は、猫背の可能性が高いといえます。
猫背の改善に役立つストレッチをご紹介します。体が伸びるのを実感できるものばかりです。体のこわばりが気になったときに試してみましょう。
いつでもどこでも壁さえあればできるストレッチです。胸椎を刺激することによって真っ直ぐな姿勢を保ちやすくなります。
腰を反らせないように注意してください。胸をしっかり伸ばすよう意識しましょう。
デスクワークなど、長時間椅子に座ると背中が丸くなってしまいがちな方におすすめのストレッチです。
呼吸を止めずに行いましょう。深く息を吐きながらストレッチし、吸いながら戻ると体の深いところに効きやすくなります。
猫背になるとこわばる肩甲骨周りを刺激します。リラックスしながら取り組みましょう。
体の後ろで天井に向かって伸ばす腕は、肘が曲がらないように注意してください。曲げると効果も薄くなってしまいます。
猫背をそのまま放置すると、身体のバランスが悪くなり、首や腰に過度の負担がかかり、腰痛や肩こりの原因となることがあります。また、前かがみの姿勢は胃腸に負担をかけるため、胃の不調や便秘を引き起こすこともあります[1]。さらに、呼吸が浅くなることで全身の血流が悪くなり、代謝が下がるおそれもあります[2]。
ぜひ日々の生活の中で理想の姿勢、プロポーションの維持を意識しつつ、ご紹介したストレッチを取り入れてみてください。猫背の改善が見込めるとともに、こわばってしまった体を伸ばす心地よさも実感できるはずです。
[1]埼玉県国民健康保険団体連合会. “猫背は万病のもと?!” さいたまこくほweb. http://www.saikokuhoren.or.jp/pages/02_1606.html(参照2019-08-01)
[2]日本経済新聞. “侮れない猫背、意外な万病のもと 肩こり・腰痛…”日経スタイル https://style.nikkei.com/article/DGXDZO53406320Q3A330C1MZ4001/(参照2019-08-01)