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肩・首のこり
2019.08.26

首こりの原因は生活の中にある?頭痛も招く首こりの予防法

肩も首も重苦しい日々が続いていませんか。肩だけでなく首筋にも思わず手がのびてもみほぐしたくなるような場合は、首もこっていると考えられます。肩こりと同じく不快な首のこりを改善するには、まず原因を知ることが大切です。首がこる理由と日常にある原因をおさえて、首の不快感にアプローチしましょう。

首のこりが起こるメカニズム

肩や首こりの多くは、肩から首にかけての筋肉が緊張し、血流が悪くなることで起こります。2本ある左右の腕や5kgほどの重さ[1]がある頭を支える必要があるため負担がかかりやすく、こりやすい部位と言えます。さらに、近年のPCやスマホの普及によって、首や肩のこりの原因となるうつむき加減の姿勢をとる機会が増えています。

首の筋肉が緊張したり血流が悪くなったりする原因として、ほかにどのようなことが考えられるのでしょうか。

日常生活に見られるつらい首こりの原因


首こりを引き起こす原因は、日常生活の何気ないシーンにたくさん隠れています。首がこりやすい習慣を身につけてしまっていないかチェックしてみましょう。

長時間のデスクワーク

長時間同じ姿勢でパソコンに向かうことが多くなると、筋肉が緊張した状態が続くため、肩から首にかけての血流が悪くなり、首がこりやすくなります。

また、肩こりだけでなく、画面を注視することでまばたきの回数も減り、目の疲れにつながります。さらに疲労による目やその周囲の筋肉の緊張が、肩や首の筋肉の緊張状態を引き起こし、眼精疲労につながることもあります。これらが複合的に影響するため、長時間のデスクワークは首こりの大きな原因のひとつと言えます。

長時間のスマホ操作

長時間のスマホ操作も、デスクワークと同じく前傾姿勢や目の疲れを引き起こし、首こりの原因となります。画面の操作に夢中になると、長時間、猫背の姿勢のまま…ということも。移動中や家で過ごす時間でも、ついスマホに手が伸びる人は意識してみましょう。

仕事や人間関係などの精神的ストレス

精神的なストレスは、知らず知らずのうちに身体に大きく影響しています。ストレスによる刺激を受け続けることは、私たちの身体の働きを自動的に調整する自律神経のバランスが乱れる原因となります[2]。

自律神経は交感神経と副交感神経の2つからなり、相互に働くことで全身のさまざまな働きを調節しています。ストレスを受けると交感神経が活発に働きます[3]、交感神経には血管を収縮させる働きがあるため[4]、長くストレスを受け続けると血行が悪くなり、首がこりやすくなるのです。また、交感神経は長引く痛みとも関連があると言われています[5]。

オフィスのエアコンなどで寒さが続く

寒い環境では思わず肩をすくめてしまうものですが、人間は気温が低くなると筋肉を収縮させて熱を産み出そうとします。結果、首や肩の持続的な収縮が血流を悪くし、首こりにつながることもあります。寒い時季に長時間外で過ごすことや、夏でも極端に低い温度のエアコンで寒いと感じることが多い場合は、寒さが首こりの原因になっている可能性があります。

なお、1日の中で寒暖差が大きいことも、前述の自律神経に影響を与えることから、首こりや肩こりを引き起こす可能性があります。日中と夜の寒暖差が大きくなりやすい春先や、暑い外気と室内のひんやりとしたエアコンの空気で、温度差ができやすい夏も首こりを感じやすいと言えるでしょう。

運動不足

あまり運動しないライフスタイルも、首がこる原因となり得ます。血液を循環させるポンプの役割である心臓ですが、全身の筋肉も同様にポンプの機能を持っています。そのため運動不足が続くと筋肉が衰え、血流の不良におちいりやすくなるのです。

首や肩のこりが原因で頭痛になることも


首や肩の筋肉が緊張し続けると、頭がギュッと締め付けられるように痛む「緊張型頭痛」につながることがあります。ただし、緊張型頭痛の症状の出方や痛みの強さには幅があり、単純に判断しづらい側面があります。頭痛と一緒に、肩や首のこりを感じるときは、緊張した肩や首の筋肉を意識的にほぐし、血行を促進することで、頭痛が楽になる場合があります。

首こりのときにやりがちな間違った対処法

頚髄神経が存在する首は、人間の急所の一つです。首にこりを感じたとき、ぐるぐると力任せに音がなるまで回したくなることもあるでしょう。しかし、首を強引に回したりひねったりすると、かえって首の筋肉を痛めたり、頸椎に影響がでる場合があります。ケアのときは乱暴に動かさないよう気をつけましょう。こりを感じたときは、次に紹介するような対処法を生活にとり入れてみてください。

首こりを感じたらとり入れたい予防・対処法


ここまで紹介した首こりの原因の中に心当たりがあれば、それに対処することが首こりの予防・解消法と考えられます。たとえば、

  • 入浴やマッサージで血流をよくする
  • エアコンによる冷えは首や肩をショールなどであたためる
  • デスクワークのときは30分~1時間に1回ほど、ストレッチやマッサージをして筋肉をほぐす
  • デスクワークや、スマホ操作の際の姿勢を見直す

といったことが考えられます。生活習慣に原因があることの多い首こりは、生活習慣の中に正しい解消法をとり入れて、スッキリした毎日を目指しましょう。

参考文献

[1] Hansraj KK. Assessment of stresses in the cervical spine caused by posture and position of the head, Surg Technol Int 2014; 25: 277-279
[2] 厚生労働省. “自律神経失調症” e-ヘルスネット https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/heart/yk-082.html(参照2019-08-16)
[3] 厚生労働省. “ストレスと食生活” e-ヘルスネットhttps://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/food/e-04-001.html(参照2019-08-16)
[4] 国立循環器病研究センター. “[95] ストレスと心臓” 循環器病情報サービス  http://www.ncvc.go.jp/cvdinfo/pamphlet/heart/pamph95.html(参照2019-08-16)
[5] 小川龍. 疼痛の発生機序─交感神経の役割─, 日腰痛会誌 2001: 7(1); 10-18

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