
考え方にひと工夫!簡単で効率的な正しいダイエットとは?
肩に突然、激痛が起こる四十肩・五十肩。痛みは数週間で治まりますが、その後に気をつけなければならないのが、関節周りの組織の癒着です。癒着してしまうと、肩を動かしづらくなってしまいスムーズな動きが難しくなることがあります。四十肩・五十肩に最近なった方や、まだなっていない方でも年代的に気になる場合は、自宅で簡単に行えるエクササイズやストレッチを取り入れて、日常動作がスムーズに行える状態をキープしましょう。
ただし「動かしていないのに肩が痛い」「今、肩関節の周りに熱を持っている」という方は、運動は行わず安静を心がけてください。
四十肩・五十肩の場合、しばらくすると肩の痛みや熱がひいていきます。痛みがひいたからとそのままにせず、痛みが治まったタイミングで、セーブしていた日常的な動作は再開し、以下のようなエクササイズを取り入れて、肩関節の可動域を広げることが大切です。このエクササイズは、水を入れたペットボトルを重りにし、背もたれのある椅子や、傘など手のひらで掴める肩幅以上の長さの棒状のものがあれば、簡単に行えます。AとBをセットで1日3回(朝・昼・晩)、行ってみてください。
3が自然に止まるのを待ってから、10回くり返します。重りは、0.5~1kgくらいのものがおすすめです。
上体を左右に倒すときは、わきや肩甲骨が伸びているのを意識することがコツです。エクササイズAと同様に、10回くり返します。
長年肩を酷使してきた40~50代は、突然の肩の痛みが気になる世代です。まだ四十肩・五十肩になったことがないという方も、日頃から十分にストレッチ運動をしておくと、予防に役立ちますよ。
ストレッチは関節可動域を改善して柔軟性を保つとともに、こわばった筋肉をほぐす、血流を促して疲労を回復させるといった働きがあります。実際に行うときは、息を止めたりせず自然な呼吸を続けることが大切。はずみをつけて体を伸ばすのではなく、ゆっくりした動作で関節を心地よく伸ばしましょう。
肩関節の可動域を広げるエクササイズやストレッチは、さまざまな種類を組み合わせて行うのが効果的です。お風呂上りなど、体が温まっているときに行うのもよいですね。最初から完璧にやろうとせず、少しずつでもよいので、スムーズな動きを取り戻せるよう根気よく続けていくことが大切です。
ただし、エクササイズやストレッチの最中に痛みを感じたら無理をせず、動きを中止して様子をみましょう。しばらく安静にしても痛みが治まらない場合は、医療機関を受診してください。
四十肩や五十肩の予防・回復に役立つエクササイズやストレッチをご紹介しました。こうした運動は、症状が出ないうちから予防的に取り入れるのがおすすめです。
肩関節の動きが制限されると、電車の吊り革をつかむのに苦労する、洗濯物を干すのがつらい…など、日常生活に支障が出てしまいます。毎日、ちょっとした空き時間を活用するなどして続けていきましょう。