
考え方にひと工夫!簡単で効率的な正しいダイエットとは?
顔がパンパンにむくんでいる…!朝、鏡を見て驚いた経験はありませんか?前の日にお酒を飲み過ぎたり、焼き肉など塩辛いものを食べたりすると起こりやすいのが体のむくみ。特に顔のむくみは隠しにくいのでやっかいですよね。
しかし、楽しいお酒の席を毎回断る必要はありません。お酒を飲むことが悪いのではなく、むくみを招きやすい要素を避けることで、しっかり対策できるのです。また、むくんでしまったときの対処方法についても押さえておきましょう!
楽しいお酒の席には、翌朝のむくみにつながるポイントが潜んでいます。
アルコールには利尿作用があるため、一時的に体内の水分が不足すると、のどが渇き水を飲んでしまいます。過剰に摂取された水分は、アルコールにより透過性の亢進した毛細血管から細胞の周りに漏れ出し、むくみとなってしまいます[1]
アルコールに合わせ、つい塩分の濃い食品をとると、体は塩分濃度を一定に保つため、水分を保持しようとし、尿量が減少します。その後、余分な塩分と水分は腎臓から尿として排出されますが、排出が間に合わずに過剰になった水分は組織内に漏出し、むくみとなります[2]。
お酒を飲むこと自体が悪いわけではありません。お酒の飲み過ぎによって体内の水分バランスが崩れたり、塩分の多い料理やおつまみを食べ過ぎたりすることにあるのです。
飲み過ぎた夜の翌朝、むくみが顔に出やすいのには理由があります。
就寝時は体を横にするため、起きているときよりも顔に水分がたまりやすくなります。また、顔は体の中でも皮膚が薄い部位が多いというのも、むくみを感じやすいポイント。もちろん、体に現れるむくみや、むくみの感じ方には個人差があり、あまり顔に出ないけど手や脚がむくみやすいという方もいます。
顔がむくむ原因を見てきましたが、お酒の飲み方や食べ物に気をつけることで、翌朝のむくみ対策ができるということがわかりますね!
翌朝むくまないようにするには、お酒を飲む量と料理やおつまみの選び方に気をつけましょう。
お酒が好きな人は酔いだすとどんどん飲み続けてしまいますが、水分を摂取するという観点でみると、体にとっては水分過多になります。飲んでいる間はトイレに行く回数も増えますが、やはりお酒が深くなるほど体内の水分量のバランスが崩れやすくなります。
飲む量と翌朝のむくみの相関には個人差があるので、どれくらい飲むとNGとは一概に言うことはできません。そのため、飲む量と翌朝のむくみやすさを意識しながら量を控えていき、むくまない量を見極めていきます。ただし、お酒を飲む量は、料理やおつまみによっても変わりやすいので注意しましょう。
塩分を摂ると体は水分を摂り入れようとするため、お酒を飲む量を増やしてしまいます。そのため、塩分の多い料理を食べ過ぎてしまうことは、翌朝の顔むくみにつながると言えます。なるべく控えるようにしましょう。おつまみを選ぶときのポイントは以下です。
このように、塩分を控える手段はたくさんあります。空腹では酔いもまわりやすいので、適度に料理も食べる必要があります。また、味が濃いものはおいしく、お酒も進んでしまいがち。ゆっくりと少しずつお酒と料理を楽しむようにするだけでも、翌朝の顔むくみ予防につながるのでおすすめです。
どんなに気をつけていても、お酒の席が楽しかったり、料理が美味しいと飲み過ぎたり食べ過ぎてしまいます。もし翌朝になって顔がむくんでしまったら、マッサージやストレッチをとり入れて、症状を抑えてみましょう。
まず、むくんだ顔そのものよりも、顔の周辺からほぐしていくことがポイント。顔に溜まった余分な水分は顔周辺のリンパを通って排出されるので、首などをほぐして血行をよくすると効果的です。
顔を手でマッサージするときは、強く圧迫したり、皮膚を強く伸ばすような力を入れたりしないようにしましょう。
顔のマッサージも気持ちいいと感じるくらいの、やさしい力加減で行いましょう。
顔のむくみが気になって、仕事や人前に出たくない!と思うこともありますよね。特にお酒が好きな方や飲む機会が多い方は、大事なイベントの前日の飲酒には気をつけるよう意識しておきたいものです。その他にも、しっかり睡眠をとれていない、運動不足といった条件があるとむくみやすいと考えられています。お酒をよく飲む方は、日常生活を併せて見直してみるのもおすすめですよ!
[1]日本リンパ浮腫学会. “飲酒後のむくみ” 日本リンパ浮腫学会webサイト https://www.js-lymphedema.org/?page_id=848(参照2019-08-27)
[2]中外医薬社. “浮腫のメカニズム” 中外医薬社webサイト http://www.chugaiigaku.jp/upfile/browse/browse1561.pdf(参照2019-08-27)